おなかのコリは万病のもと?
人間の身体にとって、腸は最大の免疫器官である。
腸内の乳酸菌などの善玉細菌と共存することで、ウィルスなどを排除し、
腸内環境を良好に保つことで、健康増進に貢献している。
自分自身の自然治癒力を高めるために、腸の調子を整えることは欠かせない。
身体と心はつながっており、その中心にあるのが、おなかである。
このおなかをほぐすことで、健康を維持するという考え方が、広まりを見せている。
そもそも、おなかは本当にこるのだろうか?
結論から言えば、おなかだってこることがある。
胃腸や肝臓など、おなかには人間にとって、大事な臓器が入っているが、
おなかがこることで、それぞれの機能が低下し、身体や心の不調が始まるのだ。
例えば、みぞおちが硬い人は、不眠で悩んでいる場合が、多いと言われている。
また、腰痛もおなかの状態に左右される病気の1つである。
人間の身体は、背骨を挟んで背中とおなかで支えあっているので、
腰痛になると腰ばかりが緊張して、腹筋が弱くなったり、
あるいは、その逆の状態が起こったりする。
腰とおなかのバランスが崩れているからだ。
おなかにはたくさんのツボがあり、ツボの位置は、
実際の臓器の位置と近い所にある。
ツボを押して痛かったり、硬くなっている箇所が、
そのまま自分の内臓や身体の弱いところなのだ。
おなかのこりは肩こりと同様、こったところの血流が悪くなっているので、
マッサージすることで改善される。
昔から、「腹が立つ」・「腹をくくる」 など、
おなかの入った言葉や言い回しは、たくさん存在する。
内臓と心の関係を結びつけて考えていた証拠とも言える。
おなかの調子は健康のバロメーター。
時々鍼灸院や整骨院に行って、チェックしてみよう。
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