これから期待される、遺伝カウンセラーの存在!
日本において、アメリカの人類遺伝学会が提唱した、
遺伝カウンセリングの普及活動が始まったのは、1970年代のことで、
カウンセラーの役目を果たすのは、医師が中心だった。
しかし、80年代に入り、遺伝子診断が実用化されるようになると、
従来の先天性疾患だけではなく、がんや糖尿病などの病気に、
遺伝子が大きく関わっていることが判り、遺伝カウンセリングの対象になった。
そのため、単なる遺伝情報の提供だけでなく、
生活指導の援助や、心理的な対応技術が必要となり、
医師とは独立した専門職としての、遺伝カウンセラーが求められるようになった。
こういった現場の状況を受け、2002年に、
臨床遺伝専門医の、認定制度の発足を契機に、
2005年に、遺伝カウンセラー認定制度が開始され、
現在は、11大学院に認定養成課程が開設されている。
遺伝子学検査を実施する上で重要なことは、検査結果が陽性の場合に、
患者の治療や予防を、いかに支援できるかである。
検査前の、インフォームド・コンセントや、
検査を受ける際・受けた後のカウンセリング、
プライバシー保護などの情報管理と、環境整備を整えることが大切だ。
当該疾患の診療経験が豊富な、医師と、
遺伝カウンセリングに習熟した、遺伝カウンセラーが協力し、
チーム医療として、患者の治療にあたる時代が、その内来るだろう。
高度化・専門化が進む医療界は、
診療科目の細分化だけではなく、医療従事者の細分化も進んでいる。
それだけ、疾患が多様化し、対応する治療法も、増加しているのだ。
一人ひとりの疾患に対応した、オーダーメイドの診療を実施するには、
遺伝カウンセラーの存在が不可欠であり、これからの活躍が期待されている。
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