ぜんそくに最適な運動は、水泳?
ぜんそくに打ち克つ、強い身体づくりは、
ぜんそく患者にとって、とても大切なことだ。
発作を恐れて運動を避けがちだが、
適度に身体を動かすことで、心肺機能が高まり、
基礎体力がアップすることで、発作の予防になる。
また、ストレス解消にもなるので、無理のない範囲なら、
運動をする習慣を付けた方が、身体にとっていいことは間違いない。
なかでも、最も適しているのが、水泳だ。
水泳は、自分のペースで身体を動かせる有酸素運動であり、
他の運動と比べて、プールという温度も湿度も管理している中で行うため、
気道内が乾燥したり、冷却するのを防いでくれる。
水面の空気にほこりが少ないことも、おススメの要因だ。
全身運動である水泳は、持久力がつくし、
息継ぎなどを行うことで、腹式呼吸の訓練にも役立つものだ。
皮膚に対する水の刺激は、自立神経の鍛錬にもなって、いいことづくめである。
症状の度合いや、使用している薬によっても異なるが、
一度に長い時間泳ぐよりも、最初は短時間でいいので、
長い期間続けて泳ぐ方が、効果も上がりやすい。
ゆったり泳げる平泳ぎが、一番いいと言われている。
また、泳ぎが苦手な人は、水中ウォーキングだけでも十分だ。
このように水泳は、ぜんそく患者にとって、
メリットの多いスポーツなので、無理のない程度で始めてみよう。
ぜんそくを持っているからといって、家の中に閉じこもらず、
身体を動かしている方が、リフレッシュにもなる。
ぜひ、家の近くの温水プールやスポーツ施設で、試してもらいたい。
きっと、ぜんそくの改善に役立つことだろう。
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