アルコールで身を滅ぼした、2人の有名作家!

 

 

 

 

 

 

 

「ギムレットには早すぎる」 の言葉で有名な小説、『ロング・グッドバイ』

 

 

この作品を書いたハードボイルド作家、”レイモンド・チャンドラー” は、
他の小説でも、主人公の男らしさを強調するために、
アルコール飲料を、しばしば登場させている。

 

 

しかし、チャンドラー本人の晩年は、
作品の登場人物とは、似ても似つかぬ生活を送っている。

 

 

妻に先立たれたのをきっかけに、
アルコールに溺れ、うつ病を発症し、自殺未遂も起こしてしまう。

 

 

44歳で推理小説を書き始め、ハードボイルドの基礎を築いた、
偉大な作家の創作意欲を減退させ、不遇な晩年を送らせた原因の1つが、
アルコールだったことは間違いない。

 

 

また、ノーベル賞作家、”アーネスト・ヘミングウェイ” は、
酒を愛し、フローズン・ダイキリやモヒート、ドライ・マティーニと、
彼ゆかりのカクテルが、今日も、世界中のバーで飲み継がれている。

 

 

釣りと狩りを愛し、男らしさを前面に出したライフスタイルで知られた、
ヘミングウェイも、晩年は重いうつ病に罹患し、入退院を繰り返しながら、
最終的には、猟銃による自殺で、非業の最期を遂げている。

 

 

背景には、長年に渡る大量のアルコール摂取が影響していたことは、想像に難くない。

 

 

「男の中の男」 を創作し、自らもそのように振舞いながら、
揃ってアルコールと、うつによって、栄光のキャリアを台無しにして、
身を滅ぼしている。

 

 

作品の中で、強い男を一貫して描いているのは、
自身の弱さの、裏返しだったのかもしれない。

 

 

今日も、世界中で根強い人気を誇る2人だが、
作品だけではない、2人の姿から学べる部分も、多いと言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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