アルコールと自殺の関係!

 

 

 

 

 

 

 

日本において、3万人前後の自殺者が出るようになったのは、1998年のこと。

 

 

当時の中心的な層は、いわゆる、働き盛りの男性が多かったが、
最近では、若年化していると言われている。

 

 

こうした中、2006年に自殺対策基本法が成立し、
国や自治体にとって自殺対策は、努力目標ではなく、責務となっている。

 

 

一般的に、自殺対策と言えば、メンタルヘルス対策と思われがちだが、
その中で、アルコール摂取と自殺との関係が、密接であることが明らかになっている。

 

 

うつ病などの、気分障害や不安障害は、女性の方が罹患率が高いが、
アルコール乱用と、アルコール依存に関しては、男性の方が圧倒的に高い。

 

 

つまり、アルコール依存は、男性特有のメンタルヘルス問題だと言える。

 

 

特に、働き盛りの男性が自殺する場合、
何らかのアルコール問題を抱えているケースが、圧倒的に多いのだ。

 

 

しかし、一般的な精神科や心療内科においては、
まだまだ、アルコール問題に対するケアが進んでいるとは言えず、
うつ病などに対する、薬物療法や生活指導に留まっているのが現状だ。

 

 

アルコール問題を解決することは、
DV(ドメスティックバイオレンス)や、飲酒運転を防ぐだけでなく、
自殺予防の観点からも、進めていかなければならなくなっている。

 

 

海外においては、当たり前のように、アルコール依存症は、
「自殺に関連する精神障害」 として、認識されている。

 

 

WHO(世界保健機関)の、自殺対策に関するガイドラインにおいても、
アルコール依存症は、自殺に関連する精神障害として、
うつ病とほぼ同等に位置づけられている。

 

 

日本においてその研究は、まだ進んでいるとは言えない。

 

 

しかし、奈良県は、例年自殺率の低い自治体として知られているが、
その要因の1つに、「アルコール消費量が、国内でも最も低いレベルにある」 と、
している様に、徐々に認識は広がっている。

 

 

今後の研究に注目したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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