乳幼児がかかりやすい、水いぼに注意!
言うまでもないが、乳幼児の皮膚は、大人よりも、
はるかにデリケートにできている。
皮脂の分泌が十分ではないため、外部からの刺激をブロックする力も弱く、
あせもや、ただれなどを、起こしやすい。
特に、夏は要注意だ。
保育園生活でなりやすい病気の1つに、「水いぼ」 という、皮膚疾患がある。
真ん中にくぼみのある、柔らかいイボで、痛みやかゆみはなく、
脇の下や、膝の裏など、皮膚がこすれあう場所に、できやすいのが特徴だ。
小学校に入るぐらいになれば、ウイルスに対する免疫もできているので、
なることは少ないが、それまでは結構なりやすい。
困ったことに、人に感染してしまうので、それらしきものが見つかったら、
早めに受診し、薬を処方してもらうことが肝心だ。
かつては、プールにも入れなかった病気だが、今日においては、
水を介して他人に感染することはないことが、分かっている。
感染するのは、直接接触しかないので、もし、水いぼが原因で、
プールを断られるようなことがあったら、きちんと説明してあげよう。
また、登園禁止になることもない。
治療に際しては、様々な治療法があり、子どもが痛がらない方法としては、
ピンセットで水いぼを取る方法が、挙げられる。
いずれにしても、信頼できる皮膚科、あるいは、小児科を見つけておくことが大切だ。
子どもは残酷なもので、水いぼが原因で、仲間外れにならないとも限らない。
また、親たちの間で、無理解な人間が、歪んだ知識を広める可能性もある。
おかしいと思う症状が出たら、すぐに対処するようにしよう。
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