動物から移る感染症に注意!
海外旅行に行くと、珍しい動物に触れてみたいものだが、
野生の動物が持つ感染症は、恐ろしいものが多い。
普通の動物園の感覚で下手に触ろうものなら、
後で、どのような病気に感染するか分からない。
特に、小さなお子さんと一緒に行く場合は、
保護者は、細心の注意を払うようにしよう。
動物から移る感染症の代表格は、
「鳥インフルエンザ」・「狂犬病」・「エボラ出血熱」 の3つである。
いずれも、死に至る可能性の高い恐ろしい病気で、感染予防は必須である。
予防接種は、通常、現地に渡る前に済ませておくものだが、万が一、
予防接種を行わず、狂犬病ウイルスを持った動物と接触し、噛まれた場合は、
直後にワクチンを連続接種することで、多くの場合、発症を防ぐことができる。
もしそうなった場合は、諦めずに、医療機関を受診するようにしよう。
特に、狂犬病は発症した場合、有効な手立てはなく、
確実に、死に至る恐ろしい病気だ。
名前から、犬だけを避ければいいと思いがちだが、
狂犬病ウイルスを持っているのは、犬だけとは限らない。
最近では、イタチアナグマによる、狂犬病が流行しているとの情報もある。
(コウモリも狂犬病の感染源として有名なので、こちらも注意していただきたい)
何にしろ、旅行先では、むやみやたらに動物に触れないことが、肝要だ。
特に、子供連れの場合は、子供を一人にしないように、気をつけよう。
この他、鳥インフルエンザの場合は、市場で、
生きた鳥に接触することで、感染リスクが高まってしまう。
また、エボラ出血熱は、オオコウモリが感染源と言われていて、
洞窟などに、面白半分で入らないことだ。
海外旅行に行って、テンションが高まるのは仕方のないことだが、
後で取り返しのつかないことにならないよう、慎重に行動するよう心がけよう。
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