医薬分業が進む中重視される、『薬剤師』
医薬分業が一気に加速したのは、1997年に、
健康保険負担が、1割から2割になった辺りからだろうか。
病院やクリニックは、医療法で株式会社の参入を禁止しているが、
保険薬局は、薬事法のもとにあるので、
薬剤師の免許を持たない人でも経営できるため、
市場規模は膨れ上がり、成長産業の有望株として、
最近では、コンビニエンスストアや商社も参加している。
その中で、ますます役割が重要となっているのが、『薬剤師』 だ。
薬剤師になるには、全国に74校ある、
薬学系の学科を設置している大学に入学し、
かつては、4年だったが、現在は、6年課程で必要な知識を習得し、
年1回行われる、薬剤師国家試験に合格しなければならない。
就職先は、調剤薬局やドラッグストア、
病院や製薬会社が、主なものとして挙げられる。
調剤を一歩間違えれば、患者の命に関わることもあり、
次から次へと、違う人の調剤をするため、
とても高い集中力と注意力が求められている。
以前は、薬剤師になれば将来は安泰だと言われていたが、
近年、薬剤師の数は急激に増加しており、
先進国と比較しても、多い数となっている。
将来的には飽和状態となり、薬剤師の数が余ることも、十分考えられる。
薬局もまたしかりだ。
そのため、これからは、
単に、与えられた処方箋によって、調剤をするのは当然のことだが、
より医師に近い、業務をカバーすることのできる、
高度な専門性、及び、知識を備えた薬剤師が求められている。
地域医療の重要性が喧伝される中、
病院やクリニックだけではなく、薬局も必要とされている存在だ。
医療に従事しながら、経営のノウハウを学び、
生まれ育った地元で、独立開業できるシステムを確立することも、
これから進んでいくのではないだろうか。
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