増えている、犬の痴呆!
高齢化社会の中、認知症患者が増えていることは、
広く知られていることだが、ペットフードの発展や、
ワクチン接種率の向上などにより、ペットの寿命も伸びると共に、
痴呆性疾患の発生が増えてきていることは、意外と知られていない。
ペットの中でも、特に、13歳以上の室内犬に、
発生率が高いと言われており、無目的な行動や、反応性の低下、
単調な鳴き声や、飼い主の識別不能、学習した行動を忘れるなど、
まるで、人間と同じような症状を見せている。
痴呆になる、最も多い犬種は、柴犬と言われており、
洋犬は、比較的少ないとされているが、全くいないわけではない。
心当たりのある人は、早めに対策をしておく必要があるだろう。
犬の痴呆を改善する薬は、今のところ存在しておらず、
コントロールしていくしかない。
ペットを飼っている人にとって、ペットのQOL(生活の質)が、
低下することは、飼い主自身の生活に、
影響を及ぼす時代になってきたのだ。
高齢犬の飼い主には、高齢者が多く、
そのケアにかかる負担は、決して軽いものではない。
今後は、年老いた犬の介護をする業者も、現れてくるのではないだろうか。
しかし、「それでは何か違う」 という人もいるだろう。
やがてくるその日のために、自分達ができることは、
事実を事実として受け止め、しっかり対応することである。
それがたくさんの愛情をくれた、ペットにできる恩返しではないだろうか。
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