夏バテしやすい人がやりがちなこと.1
夏バテと熱中症は違うものだが、
夏バテを改善せずに放置していると、熱中症に繋がってしまう。
毎年夏バテを繰り返している人は、対策をきちんと立てておかないと、
取り返しのつかないことになりかねない。
年々温暖化が進む中、これまで大丈夫だったからといって、
今年が大丈夫な保証は、どこにもないのだから。
まず、日々のライフスタイルの中でありがちなのが、
部屋の温度を下げすぎることである。
火照った身体を早く楽にしたいと、部屋の温度を低くし過ぎると、
身体が冷えていることに、気づかなくなるのだ。
身体が冷えると、全身の血流も悪くなり、
胃腸の働きも弱くなり、食欲低下に繋がる。
また、腰痛なども起こしやすい。
最近、室温を28℃に設定することが推奨されているのは、
電力の関係だけと思いがちだが、
室温が24℃を下回ると、身体が冷えやすくなること、
28℃以上になると、熱中症のリスクが高まることが、主な理由だ。
快適と感じる気温は、人それぞれで、一概には言えないことだが、
身体の冷えを自覚することは、夏バテを防ぐ上で、とても大事なことだ。
エアコンだけに頼っていると、どうしても、身体が冷えやすくなる。
電気代もバカにならず、かといって暑さはしのぎたい。
扇風機を併用したり、首筋やわきの下など熱のこもりやすい部分を、
うちわで扇いだり、窓にカーテンやすだれをかけるなど、
昔ながらの方法も使い、暑さ対策を進めよう。
エアコンが効いた室内にこもりきりになると、
暑さへの、対応力や順応力を失ってしまうので、
1時間に数分程度は、外気に触れることも大切だ。
いずれにしても、身体が冷えすぎないようにすることが、ポイントである。
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