女性に多い、全身性エリテマトーデス!
全身性エリスマトーデス(SLE)とは、身体中の様々な組織に対して、
抗体が攻撃を与えている、病態のことを指す。
その結果、貧血や腎不全を始め、てんかんの発作や、胸膜炎などが、
引き起こされる可能性がある、恐ろしい病気だ。
再発を繰り返しやすく、特に、手と足に疼痛を伴う、関節炎を発症することが多い。
SLEの、”S” は、「systemic」 の略で、全身のという意味であり、
LEの、”L” は、ラテン語で狼を表す、「lupus」 のことで、
皮膚にできる発疹が、狼に噛まれた痕のような、赤い紅班であることから、
名付けられている。
発熱や全身倦怠感の他、関節や内臓など、様々な症状が、次々と起こってくる。
その理由は、いまだ解明されていないが、免疫の異常が、
病気の成り立ちに、重要な役割を果たしていると、考えられている。
現在、日本では、約4万人前後の患者がいると、
考えられているが、治療を受けていない人などを含めると、
その2倍はいると、推定される。
有色人種に比較的多いと、言われているが、日本においては、
地域差などはなく、環境因子が、発症に影響しているかどうかは、分からない。
発症は、圧倒的に女性に多く、15〜65歳の広範囲で、
子どもを生むことのできる年齢層が、一番多い。
原因はいまだに不明だが、症状を誘発するものとして、
紫外線の影響や、風邪などのウィルス感染、外科手術などが、考えられている。
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