妊娠中にぜんそくになったら、どうすればいい?

 

 

 

 

 

 

 

ぜんそく発作が起こると、酸素を十分に吸入できないため、
身体が低酸素状態になってしまう。

 

 

妊娠中の女性がぜんそくに罹患した場合、母親の酸素が不足すると、
胎盤で繋がっている胎児も、当然低酸素状態になる。

 

 

胎児の低酸素状態は、流産や発育不良を起こすだけでなく、
脳障害のリスクも高めてしまうので、注意する必要がある。

 

 

しかし、ぜんそく治療がきちんと行われていれば、
このようなリスクも低下し、普通と変わることなく、
出産できるので、安心していただきたい。

 

 

ぜんそくを持病に持つからといって、出産をあきらめる必要はないのだ。

 

 

多くのぜんそく治療薬は、通常量を使用している限り、
胎児に及ぼす影響は、ほとんどない。

 

 

妊娠中だからといって、ぜんそく治療を中断するのではなく、
妊娠中もそれまで同様に、きちんとぜんそく治療を進めることが、
何よりも大事なので、覚えておいていただきたい。

 

 

一般的に使用されるぜんそく治療薬は、
吸入ステロイド薬が中心で、妊婦が使用しても安全かどうかは、
データできちんと確認されており、日本だけではなく、
欧米でも、ぜんそく治療の柱として位置づけられている。

 

 

その他にも、母体や胎児への危険性はないと考えられている、
薬がほとんどだが、ステロイド内服薬を使用した患者からの、
出産においては、早産などのマイナス面もあるとの、
結果報告もあるので、最低限の使用が望ましい。

 

 

妊娠しているぜんそく患者、または、周囲の人は、
妊婦が服用している薬が、どのようなものであるか、
きちんと確認しておくことが、安心して出産できるかどうかの、
ポイントであることを覚えておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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