実は怖い、子猫の下痢に注意しよう!
人間にとって、お腹の調子が悪く、下痢になってしまうことは、
季節の変わり目などにありがちなことだが、たいていの場合は、
しばらく安静にしていたり、市販薬を飲むことで改善できる。
しかし、飼っている猫が、下痢をしている場合は、人間と同じようにはいかない。
特に、子猫の場合は、生死を左右することもあるため、注意が必要だ。
細菌やウイルス感染、寄生虫の存在も考えられるので、
気が付いたら、早めに動物病院を受診しよう。
大人の猫と違い、子猫が重症化する理由は、
身体に抵抗力が、付いているかいないかの違いと言える。
例えば、身体の中に寄生虫が存在していても、
大人の猫であれば、抵抗力があるため、症状が出ないことが多いが、
子猫の場合は、寄生虫による下痢を放置しておくと、次第に脱水症状になり、
食欲も失って低血糖が起き、生命にかかわる危険性が高い。
治療が遅れてしまうと、下痢の原因を除去しても、
下痢が慢性化してしまうところが、人間との大きな違いだ。
子猫の場合は、サルネモラ菌など、細菌性の感染症で下痢が起こりやすい。
また、大人の猫なら、食べ過ぎなどによる下痢の場合、
一日絶食させて、水だけを与え、自然回復を待つこともできるが、
子猫は、一度食事を抜くと、身体に蓄えがないため、低血糖を引き起こし、
けいれんするなどの事態を招く可能性が高い。
従って、子猫には、少しずつ消化のいい食事を与え、
様子を見るなど、細かい対応が必要だ。
環境が変わったりすると、ストレスから下痢を引き起こすなど、
子猫を飼うのは非常に難しいものなので、しっかりとした対応策を、
事前に学んでから、飼うようにしよう。
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