尿失禁について知ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

男女問わず、加齢に伴うトイレの悩みは、少なからず起こるものだが、
特に、尿が漏れる尿失禁は、ほとんどの女性が、
一生に一度は経験すると言われている。

 

 

従って、そういった症状が起きた場合は、恥ずかしがらずに、
すぐに専門医に相談しに行った方がいいわけだが、現実的には、なかなか難しい。

 

 

尿失禁は、

 

 

・腹圧性
・切迫性
・混合性

 

 

の3つのタイプがあるが、中でも、
女性に多いのが、「腹圧性尿失禁」 である。

 

 

腹圧性尿失禁とは、せきやくしゃみをした時や、
重いものを持った時など、文字通り、
腹圧がかかった時に、尿が漏れるのが特徴だ。

 

 

このタイプが、女性に起こりやすい原因は、
膀胱や尿道などの、骨盤内臓器を支えている骨盤底筋が、出産によって緩むことと、
加齢に伴う女性ホルモンの減少が、骨盤底筋の弾力を失わせるからである。

 

 

治療法としては、保存療法と、手術の二者択一だ。

 

 

通常、保存療法から始め、
改善が見られない場合は、手術を検討する。

 

 

保存療法の基本は、骨盤底筋訓練で、
専門家の指導を受けながら、毎日続けていると、
3か月ほどで、約7割の人に効果が出る。

 

 

尿疾患に限らず、トイレに関する悩みは、他人はおろか、
家族にも、なかなか相談しにくいものだ。

 

 

しかし、適切な診断や治療を受けさえすれば、
改善することも少なくなく、まず、医療機関を受診することもさることながら、
相談しやすい環境作りも大切である。

 

 

特に、男女問わず、独居老人が増えている昨今、
喫緊の課題と言えるだろう。

 

 

これまでの日本社会を支えてきた人達が、
穏やかに老後を過ごせるかどうかに、
社会の本当の豊かさが、試されているのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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