年齢によってぜんそくが違う?

 

 

 

 

 

 

 

ぜんそくと一口に言っても、いろいろ種類と傾向があり、
ぜんそくにかかる原因も、それぞれ異なるものだ。

 

 

特に、小児ぜんそくの場合のほとんどは、ハウスダスト、
ダニ、スギ花粉といった、アレルゲンに対する過剰反応として、
ぜんそくの症状が現れるものだ。

 

 

一方、高齢者の場合は、アレルギーなどの外部からの要因というよりも、
加齢、その他の内発的な原因で起こる場合が多い。

 

 

高齢者はぜんそくだけでなく、自分でも気が付かない内に、
COPD(慢性気管支炎)を併発していることがあるので、要注意だ。

 

 

人間は加齢を重ねると、肺や気管支が、
構造的にも機能的にも、衰えてくるのは致し方ないことである。

 

 

また、呼吸の動力となる、呼吸筋の筋力低下も起きているので、
若い人と比較して、ベースにある呼吸機能自体が落ちている。

 

 

そのため、ぜんそく治療に関しては、
気管以外に全身の包括的なケアが必要となってくる。

 

 

ぜんそくと言えば、咳が強いと思いがちだが、
高齢者は若年者と違い、咳に対する反射が弱いのが特徴である。

 

 

咳が少ないことが多いので、見かけ上は大したぜんそくに見えなくても、
調べてみると、気道の狭窄が進み、重症化している可能性もあるので、
注意しなければならない。

 

 

また、人間歳を取ると、どこか身体が悪くなっているものなので、
他の病気の薬を服用していることが多い。

 

 

ぜんそく治療にあたっては、薬の副作用を考慮し、
場合によっては、違う薬を処方することになる。

 

 

いずれにしても、長引かせると慢性化してしまう病気なので、
おかしいと思ったら早めに受診しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

 

近年増えている、成人ぜんそくに注意
発作の起きないぜんそくがある?
年齢によってぜんそくが違う?
妊娠中にぜんそくになったら?
ぜんそくは他人にうつるもの?
ぜんそくのいろいろな特徴
ぜんそくに最適な運動は、水泳?