心肺蘇生法を覚えておこう!

 

 

 

 

 

 

夏になると、老若男女問わず増えてしまうのが、水に関する事故である。

 

 

海や川、またはプールなどで溺れたり、
事故で心臓の動きが止まってしまうニュースが、後を絶たなくなる。

 

 

そうした事故に遭遇した際、
覚えておいて損はないのが、「心肺蘇生法」 である。

 

 

開始が早ければ早いほど、救命率が上がり、目安は3分と言われている。

 

 

監視員がいる場合ならまだしも、友達や家族連れの場合は、
自分達で行える知識がないと、助かる命も助からないということである。

 

 

まず、大事なことは、溺れている人を見つけたら、
意識があるかどうかを、確かめることだ。

 

 

耳元で声をかけると同時に、軽く叩いたりして、
返事がなかったり、動かない場合は、意識がないと判断しよう。

 

 

強く身体をゆすったり、動かしたりするのは、厳禁である。

 

 

意識を確認した後は、気道の確保に努めなければならない。

 

 

片手を、倒れている人の額に当て、もう片方の手を、あごの下に当てる。
そして、額を後ろにそらし、同時に顎を軽く持ち上げる。

 

 

これで、呼吸をする時の、空気の通り道を開くことができる。
この際、頭を後ろに反らし過ぎないように、注意しよう。

 

 

また、顔を近づけて、息をする音が聞こえるかどうか、
脈があるかどうかを、調べよう。

 

 

脈は、手ではなく、頸動脈に指をあてることだ。
頸動脈の場所は、喉仏の脇の窪んだ所である。

 

 

呼吸も脈もない時は、心臓マッサージを行うこと。
場所は、腹部の肋骨と胸骨が交差する、窪みの部分だ。

 

 

できれば、消防署などが行う、「普通救命講習会」 などに参加して、
技術を習得しておくことが、望ましい。

 

 

ドラマなどで、人工呼吸を行うシーンを見かけるが、
無理に行う必要はないというのが、現在のスタンダードだ。

 

 

まずはしっかり気道を確保すること、可能なら、
心臓マッサージを行い、救命隊の到着を待つのが、一番である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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