急な発熱が起きた場合の、応急処置!

 

 

 

 

 

 

旅行先で、子どもが急に高い熱を出したりすると、
家族はとても心配になるものだ。

 

 

その際、熱の高さだけにとらわれるのではなく、
冷静に対処することが、肝心だ。

 

 

実際、熱があるだけで、入院を必要とする程のことは、あまりないと言える。

 

 

熱があったとしても、食欲がある場合は、気にすることもないが、
元気がなかったり、食欲不振、または、腹痛や下痢の症状がある場合は、注意が必要だ。

 

 

また、子どもが熱を出した場合は、大人用の解熱剤を与えないこと。
大人用と子ども用では、薬の成分が違うからだ。

 

 

くれぐれも、間違えないようにして欲しい。

 

 

5歳以下の子どもの、10人に1人が、熱性けいれんを発症すると言われている。
そうした際でも、決して慌てないことだ。

 

 

子どもは、脳の神経細胞が未発達なので、
熱の刺激で、脳の神経細胞に異常な信号が流れ、
それが、全身の筋肉などに伝わり、けいれんが起きてしまうのだ。

 

 

そのほとんどは心配のないものだが、けいれんが10分以上続いたり、
1日に何度も起こるような場合は、てんかんなどの病気も考えられるので、
注意しなければならない。

 

 

いずれにしても、子どもは、まだまだ身体ができておらず、
様々な不慮の事態に対しても、抵抗力が弱いものだ。

 

 

子どもの様子をよく観察し、けいれんが起きたら、
呼吸が楽になる様に、まずは、服を緩めること。

 

 

また、嘔吐を伴うことがあるので、
吐いた物がのどに詰まらないように、顔を横に向けることが、大切である。

 

 

慌てて子どもの身体をゆすったり、子どもをむやみに抱きしめたりすると、
けいれんが長引く可能性があるので、絶対にしないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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