旅行者下痢症って何?

 

 

 

 

 

 

日本人の間では、相変わらず海外旅行が人気だが、
海外旅行者の約2割〜半分程度は、旅先で下痢になった経験を持っていると言われており、
これを、「旅行者下痢症」 と呼んでいる。

 

 

症状としては、腹痛や下痢、吐き気など、比較的軽めのものだが、
場合によっては、死に至っているケースもある。

 

 

また、罹患した人の約1割は、何らかの後遺症が残っているとも言われており、
決して、甘く見てはならない状況である。

 

 

海外旅行で下痢を起こす原因としては、
単なる食中毒では片づけられない、様々な要因が絡み合っている。

 

 

旅行の準備に始まり、空港の煩雑な手続きなど、
旅行前に、結構ストレスが溜まる出来事は多いものだ。

 

 

慣れている人ならいざ知らず、
初めての海外旅行となれば、現地に着いても高揚感がある一方、
異なる通貨や食事マナーの違いなど、新たなストレス要因もある。

 

 

肉体的・精神的ストレスが、ボディーブローの様に積み重なり、
腸内の変調を促進しているのだ。

 

 

健康な人だから、なりにくいというものでもなく、
免疫力の衰えている高齢者だから、なりやすいかと言えば、
事実はそれとは逆の様である。

 

 

このように、旅行者下痢症に関しては、まだ十分な研究が進んでおらず、
現在のところ、事前に予防するための手立ては見つかっていない。

 

 

とはいえ、せっかくの海外旅行の楽しみを、
食中毒で棒に振ってしまっては、元も子もない。

 

 

無理なスケジュールを立てず、睡眠を十分に取り、
勢いに任せて暴飲暴食しないことを、心がけよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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