日々の過ごし方が大事な、熱中症対策!
熱中症対策を、暑くなってから始める人が多いが、
実は、それ以前から始めていないと、なりにくい身体を作るのは難しい。
と言っても、何か特別なことをするのではなく、
規則正しい食生活、または、生活習慣を、
どれだけしているかというのが、重要なポイントだ。
言い方を変えれば、暑い時に汗をかける身体を、作るということである。
熱中症予防対策の基本は、言うまでもなく、規則正しい食生活である。
3食バランスのいい食事を摂ることはもちろんのこと、
睡眠時間を十分にとること、規則正しい生活リズムが、
夏の熱中症予防に、大きく関わっている。
特に食事は大切だ。
人間の身体で最も水分が多いのは、実は筋肉である。
筋肉量を増やすことは、水分のタンクを増やしているのと、同じことだ。
筋肉を育てるには、動物性タンパク質と、植物性タンパク質を、
半分ずつバランスよく摂取することが、大事である。
当然のことだが、食べただけでは筋肉は育たない。
しっかりとタンパク質を摂取し、適度に運動することで、筋肉は育つのである。
暑い時に汗をかくことは大切なことだ。それは、
自律神経が活性化している証拠だからでもある。
汗で失われた、水分や塩分を補うことは大切だが、
摂りすぎると、逆効果になってしまう。
暑い夏に向けて、環境への順応を促進してくれる栄養素は、ビタミンCである。
予防策として、夏になる前から、ビタミンCの定期的な摂取をお勧めする。
ビタミンCは、抗酸化作用にも役立つので、暑くなってからも引き続き重要である。
いずれにしても、栄養素を意識した、
バランスの良い食事抜きには、夏の猛暑を乗り切れない。
食欲が低下しがちになるが、安易にドリンクや栄養剤に逃げず、
あくまで、食事から栄養素を体内に吸収することを考え、日々の生活を見直してみよう。
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