昔ながらの知恵を、生活に生かそう!
ヒートアイランド現象や、地球温暖化の影響で、
平均気温は上がり気味だが、もともと夏が暑いということは、
遥か昔から共通のことである。
蒸し暑い夏を快適に過ごすために、
先人達は、いろいろな知恵を振り絞り、生活してきた。
現代は、何でも簡単にものが手に入る時代になったが、
肝心の、考える力は弱くなったと言われて久しい。
「温故知新」 という言葉もあるように、昔ながらの生活の知恵を、
現代に取り入れて活かしていくことも、時には必要な事ではないだろうか。
まず、窓辺に風鈴を飾る家は、随分少なくなったが、
これは、人間の深層心理にある、「風鈴の音=涼しい」 という、
イメージを活かしたものである。
「涼をとる」 という言葉は、死語になりつつあるが、
風に揺れる度に、澄んだ音を聴かせてくれる風鈴は、リラックス効果も期待できる。
また、朝夕、玄関先に打ち水をするのもいいだろう。
アスファルトばかりになったとはいえ、水が地面の熱を奪い、
蒸発することで、家の中に入ってくる空気の温度を下げてくれる。
雨水や、昨晩の風呂の残り湯を使えば、エコな暑さ対策と言える。
昼間はせずに、必ず、朝か夕方にするのがポイントである。
さらに、部屋で金魚を飼うのも、暑さ対策の1つである。
伊達に、縁日で金魚が、昔から売られていたわけではないのだ。
水の中で気持ちよさそうに泳ぐ金魚の姿は、リフレッシュ効果もあり、
インテリアの1つとして、昔から人気がある。
近代化する以前の、日本の夏の病気は、
暑さによる疲労や、食欲不振から来る体力低下が、主なもので、
涼しいところで休むのが、一番の薬であった。
しかし、現代の夏の病気は、冷房による身体の冷えであったり、
汗をかかない生活習慣による、「クーラー病」 とも言われるものが多い。
汗を流したり、夏の暑さに慣れる生活を送ることも、大切ではないだろうか。
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