海外の鍼灸事情!

 

 

 

 

 

 

 

 

長い伝統を持ち、日本で普及してきた鍼治療だが、
最近では海外でも注目され、人気を呼んでいる。

 

 

例えば、アメリカでは鍼治療を始め、
補完代替医療の利用者が年々増えているが、
その理由として考えられるのは、アメリカの保険制度だ。

 

 

基本的に自由診療のため、ほとんどの人は、
保険会社の医療保険に加入するが、
鍼治療は予防療法と考えられているので、
特典の1つとして付けているケースが多いのである。

 

 

西洋医学に比べ、医療費のコストが安いので、
保険会社としても、特典として付けやすく、
患者側も、特典の多い保険会社を選びたいので、
双方の利害が一致した結果と言える。

 

 

このように、鍼治療は積極的に取り入れられているが、
灸治療に関しては、ほとんど行われていない。

 

 

そのためか、灸治療を行える日本人が、メジャーリーグなど、
スポーツシーンで数は少ないが、活躍しているケースもある。

 

 

また、ドイツは主要先進国の中で、
もっとも補完代替医療を活用している国で、
鍼治療の臨床研究も盛んに行われている。

 

 

医師だけではなく、ハインプラクティカーと呼ばれる、
治療師、助産師も鍼治療を行うことができる。
しかし、日本の様な鍼灸の専門師はいない。

 

 

この他、イタリアやフランスでも、鍼治療を受ける人達は増えている。
予防を重視した医療に力を入れているのは、どこの国でも同じである。
それぞれの国の制度の違いなどハードルは高いが、いずれ、
世界をまたにかけて活躍する鍼灸師も、その内出てくるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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