温度だけでなく湿度にも注意しよう!

 

 

 

 

 

 

夏を健康に乗り切るには、温度もさることながら、湿度にも注意する必要がある。
しかし、温度計は家にあっても、湿度計はない場合が多いものである。

 

 

なぜ、湿度に注意しなければならないかというと、
湿度の高い環境では、汗をかいても蒸発しないからだ。

 

 

汗は、水蒸気になって蒸発するとき、
皮膚表面の熱を奪っていってくれる、冷却効果がある。

 

 

湿度が高い状態だと、それができずに、体温が高いままになってしまう。

 

 

すると、身体は、まだ汗をかかなければならないと判断し、
必要以上に汗が出ることになるので、脱水気味になったり、
体力消耗をしてしまうわけである。

 

 

人間が快適な空間だと感じる湿度は、大体45〜65%と言われている。

 

 

湿度70%を超えると、ムシムシと不快に感じ、
汗に濡れたシャツが、ベタベタ張り付く状態になる。

 

 

そうかといって、乾燥しすぎて、湿度40%以下になると、
インフルエンザなどのウイルスや、細菌の繁殖が活発になり、
カゼや食中毒になりやすいので、注意が必要である。

 

 

これを防ぐには、定期的に窓を開けたり、
換気扇を回すなど、こまめな換気を心がけることだ。

 

 

また、汗でべたべたするときは、冷たいおしぼりで身体を拭くのが、効果的である。
水分の蒸発と共に、肌の表面の熱が奪われるので、身体の冷却効果になる。

 

 

最近は、市販の身体を拭く、ボディーシートなどもあるので、
使用してみるのもいいだろう。

 

 

さらに、押し入れの中やクローゼットの中などに、
除湿剤や乾燥剤をいれっぱなしにしていると、逆効果なので注意しよう。

 

 

使用期限が過ぎたものをそのままにしていると、
それ自体が、湿気のかたまりと化してしまうからだ。

 

 

観葉植物も多い方がいいと思って、むやみやたらに増やすのも、考えものである。

 

 

植物は呼吸する時、水分を放出するので、部屋の湿度を上げてしまうからだ。
温度だけに気を取られず、湿度にも注意して、暑い季節を乗り切ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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