熱中症とは何か?

 

 

 

 

 

 

熱中症とは、蒸し暑い環境に置かれることで、
体内の水分や塩分のバランスが大きく崩れることによって生じる、健康障害、
体温の調節ができなくなって熱が生じる、健康障害の総称である。

 

 

熱中症の、「中」 という言葉は、もともと、「当たる」 という意味なので、
熱に当たって起こる病気と考えれば、より分かりやすいかも知れない。

 

 

当たるという言い方は、「食あたり」 を連想するので、
これからの季節は、突然起こる可能性のある熱中症に、十分注意しなければならない。

 

 

蒸し暑さによって起こる他の症状としては、立ちくらみや脱水などが挙げられる。

 

 

これらは、厳密に言えば、熱中症とは異なる症状だが、
最近では、これらを含めて、熱中症と呼ぶのが通例になっている。

 

 

要するに、昔は夏バテと表現されてきたものが、
「まとめて熱中症」 と呼ばれていると考えれば、分かりやすい。

 

 

もともと熱中症は、昔からある病気だが、
19世紀から20世紀前半は、鉱山や紡績、または、船内作業など、
非常に限られた場所であったため、一般的な認知度は低かった。

 

 

熱中症に対する社会的な関心が高まってきたのは、
高齢者の熱中症による救急搬送の増加、クラブ活動中の熱中症、
車内に置き去りにされた乳児が、熱中症で死亡...
などのニュースが飛び交った、ここ20年ぐらいのことである。

 

 

大気汚染による温室効果を始め、道路の舗装や建築物の熱吸収など、
私たちの周りには、熱中症を発症するリスクが高まっている。

 

 

熱中症予防の商品開発も進んでいるが、それらが、
使いやすい職場環境であるかどうかも、大切だ。

 

 

熱中症を、どう効果的に防ぐことができるかどうかに、
私たちの生活水準のレベルが試されていると言っても、過言ではないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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