睡眠中に分泌される、成長ホルモン！

　ストレス社会の中、朝スッキリと目覚められる爽快感や、
　身体の疲れがとれたという満足感を得るために、
　私たちの生活にとって、良い睡眠をとることの重要性は、増すばかりだ。

　なかでも、睡眠が深くなると分泌されるのが、「成長ホルモン」で、
　別名、「若返りホルモン」とも呼ばれている。

　この成長ホルモンが分泌されている間に、身体のメンテナンスが行われ、
　老化を抑制するのに、大きな役割を果たしている。

　成長ホルモンを上手に分泌させるには、どうすればいいのだろうか？

　人間の眠りは、約90分の周期で、
　深い眠りと浅い眠りを繰り返しているのは、よく知られたところだ。

　しかし、その最初の1周期目と2周期目の、”最初の3時間” が、
　最も深いレベルの眠りに達するタイミングであることは、意外に知られていない。

　つまり、身体を最も効果的にメンテナンスするためには、
　眠ってからの約3時間に、かかっていると言える。

　成長ホルモンの作用は、骨や筋組織を回復させることや、
　代謝を促進して、脂肪を燃焼させることなど、様々だが、
　一番多く、この成長ホルモンが分泌されるのが、眠ってから3時間後なのである。

　もっとも、成長ホルモンというだけあって、
　成長期に多く分泌されるもので、ピークは18～20歳だ。

　「寝る子は育つ」という、ことわざは、
　あながち、間違っていないことが分かる。

　30歳からは急激に減り、40歳に至っては、
　20歳の分泌量の、約4割に激減する。

　充分寝たつもりでも、疲れがとれないのは、
　歳を取れば、ある程度仕方のないことなのである。

　しかし、老化を遅らせることはできるので、
　こういった知識を取り入れ、日々の生活に役立てていってもらいたい。

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