禁煙の効果とメリット!
「禁煙するには遅すぎる」 と、躊躇する人は多い。
しかし、禁煙は、ただ単に将来の病気リスクを軽減させるだけではなく、
現在持っている疾患の、改善にも繋がるものだ。
何歳であろうと、禁煙するのに遅すぎるということはなく、
一人で踏み切れない場合は、禁煙外来の受診など、
他人の手を借りながら、少しでも前に進めていくことが重要だ。
まず、禁煙すると、24時間で心臓発作のリスクが低下する。
その後、比較的早く実感できる健康改善は、
味覚や嗅覚の改善と、歩行が楽になることである。
また、咳や痰(タン)などの呼吸器症状や、
インフルエンザなどの呼吸器感染症に罹患するリスクが低下し、
早い人は、2週間程度で、心臓や血管など循環機能が著しく改善する。
その他にも、禁煙を続けていると、様々な器官が徐々に改善していくが、
喫煙者が禁煙を続ける気になれない理由の1つが、
「様々な病気に罹るリスクが、非喫煙者のレベルに近づく」
までに、10年から15年かかることである。
また、禁煙した場合のメリットを、いくら挙げられたところで、
「喫煙している方が得」 と感じたら、喫煙者は、決してタバコをやめることはない。
これは、人間の習性とも言えるもので、
「タバコをやめないと損をする」 と、自分自身の言葉で、
本気で開き直らない限り、禁煙することは難しい。
禁煙の効果とメリットは、多かれ少なかれ、
喫煙者は、誰でも理解はしているものだ。
禁煙するにあたっては、経済的理由でも何でもいいから、
「タバコをやめないと損だ」 と思える理由を、
自分自身の言葉で、納得できるものを見付けよう。
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