花粉症は、花粉よりも生活習慣が問題?

 

 

 

 

 

 

 

 

スギ花粉が飛び交う春の季節になると、
アレルギー性鼻炎の患者が多くなるものだ。

 

 

現代病とも言われる、花粉症の原因となっているのは、
スギ花粉などの大気中への飛散が急増したことよりも、

 

 

都市化による、生活環境の変化や、
食生活の変化による、日本人の体質が変わったことが、
大きな原因ではないかという考え方が、広まりつつある。

 

 

東洋医学的見地から診た場合、昔からその地方に伝わり、
その土地に住む人に、最適な飲食物を摂取する、
『身土不二』が、少なくなったということである。

 

 

暑いからといって、夏場にやたら冷たい飲食物を摂取したり、
動物性食品の偏向や、乳製品の過剰な摂取など、
バランスのいい食生活には程遠い現状がある。

 

 

また、日常生活では、過労を避け睡眠を十分に取ることや、
下半身を冷やさないような服装にするなど、

 

 

突き詰めていけば、ごく当たり前のことを取り戻していくことで、
花粉症を始めとする、アレルギー性疾患の大半は予防できる。

 

 

アレルギー性鼻炎はホコリやダニ、花粉などの、
アレルギーを起こす原因物質、つまり、抗原を体内に吸収することで、
くしゃみや鼻づまりなどの症状を起こすものだ。

 

 

漢方では、

 

 

・肺
・大腸
・皮膚
・喉
・鼻

 

 

は、発生の元が同じだと考えられており、
これらの部位の疾患には同じ処方が使用される。

 

 

具体的に言えば、

 

 

・喘息
・アトピー性皮膚炎
・過敏性大腸炎
・床ずれ

 

 

などは、同じ薬で治療することができるというわけである。

 

 

これが西洋医学であれば、1つ1つの病気に対して、
違う薬が処方されるだろう。現代医学にはない東洋医学の神秘とも言える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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