薬物依存症が進行すると、どうなる?

 

 

 

 

 

 

 

過去に薬物関連の事件を起こした芸能人が、ある程度年数が経つと、
何事もなかったかのように復帰していることに、違和感を感じている人は多い。

 

 

一般社会ではまずありえないことが、芸能の世界では起こりうる。

 

 

それだけが理由ではないが、懲りもせず、
薬物乱用を繰り返し、逮捕される芸能人もまた多い。

 

 

薬物依存症が進行すると、どのような問題が発生するのだろうか。

 

 

まず、第一に、健康問題である。

 

 

薬物による脳の委縮を始め、薬物使用時の注射針による、
C型肝炎や、HIV感染などの恐れがある。

 

 

うつ病や摂食障害、自律神経失調症などの精神疾患は、
薬物を使用した本人だけでなく、巻き込まれた家族もまた、
治療を受けていることが多い。

 

 

次に、経済問題だ。

 

 

薬物の購入に多額を使用し、時には、
借金の返済に行き詰まり、債務整理することとなる。

 

 

また、全国刑務所入所者・7万人の内、
薬物事犯は、男性2位、女性1位である。

 

 

あくまで、薬物事犯の検挙だから、
薬物使用中に、幻覚に襲われ犯行に及んだ、暴行・傷害などを合わせれば、
その割合はもっと増える。

 

 

このほか、薬物使用に伴う自殺も、若年層を中心に後を絶たない。

 

 

薬物依存症は、家族を巻き込む病気である。

 

 

女性受刑者の第1位が、薬物事犯である現実を鑑み、
子育て支援を、もっと広範に取り組むべきではないだろうか。

 

 

負の連鎖を断ち切るためにも、
親子が一緒に暮さない方が、いい家庭もあるだろう。

 

 

医療において、オーダーメイドの診療が広がっているように、
子育ても、ケースバイケースで行わなければならない、
世の中が来ていることを、認識しなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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