過保護がアレルギーの原因?

 

 

 

 

 

 

人口減少が緩やかに続き、少子高齢化社会が深刻化している日本社会。

 

 

そんな中、子どもが産まれることは、当事者だけではなく、
社会的にも歓迎すべきことだが、最初の子どもに対して両親は、
一生懸命になりすぎる傾向がある。

 

 

例えば、ウイルスや細菌から守らなければならないと、清潔な環境に置こうとするが、
これは、必ずしも子どもの健康に繋がるとは、言えないのだ。

 

 

実は、小児アレルギー学会の調査によれば、兄妹の数が多ければ多いほど、
アレルギーに罹患しにくいという結果が出ていることは、あまり知られていない。

 

 

逆に言えば長男・長女の方が、弟や妹に比べて、
アレルギーになりやすいということなのだ。

 

 

同様の調査は、イギリスでも行われており、同じように、
長男・長女が、弟や妹より、アレルギーになる確率が高くなっている。

 

 

長男・長女の場合、清潔すぎる環境に育てられている。

 

 

それに比べ、弟や妹が生まれた後は、子ども同士で、
大人の目からすれば、清潔とは言えない遊びに没頭していたりするため、
ウイルスや細菌にさらされる機会が多い。

 

 

そのため、幼いころから免疫力がついて、アレルギーにもなりにくいわけだ。

 

 

こうして考えると、「少なく産んでがっちり育てる」 ということを、
実践していることが、いかに間違った選択かということが、分かってくる。

 

 

また、保育施設に早く預けられた子どもの方が、
アトピー性皮膚炎になりにくいという調査もあることから、
子どもは子どもの中で、泥んこになって育つ方が、たくましくなると言えるだろう。

 

 

子どものことを本当に考えるのであれば、最低限の衛生環境は当たり前のことだが、
必要以上にしないことが大切だということを、覚えておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

 

寝る子は育つは本当か?
食事中はテレビを消した方がいい?
過保護がアレルギーの原因?
ジュースの飲み過ぎは、キレる子どもを育てる?
きれいにし過ぎるのも問題?
インフルエンザの、正しい予防策
母乳が食物アレルギーを防ぐ?