野生動物が起源となる、感染症!

 

 

 

 

 

 

 

 

人間の感染症のほとんどは、野生動物が起源だと考えられており、
例えば、「エイズは、チンパンジー」、「デング熱は、旧世界ザル」、
「B型肝炎は、サル」 というように、家畜や野生動物の病原体を、
監視する必要性は、ますます高まっている。

 

 

野生動物が引き起こす、感染症の脅威に立ち向かうため、
調査・研究が、世界各地で進められているが、
こうした監視システムで、早い段階で新しい感染症を発見し、
パンデミック(世界的流行)を防ぐことは、できるのだろうか。

 

 

そもそも、エイズが流行したのも、1960年代に、
アフリカで、新しい感染症の前兆を掴む調査が、
行われていれば、防げたのではないかと言われている。

 

 

エイズそのものは防げなくても、
流行を防げるかどうかは、非常に大きな問題だ。

 

 

「インフルエンザ」・「新型肺炎SARS」・「デング熱」・「エボラ出血熱」
など、野生動物を起源とする感染症は、いくつもあるが、

 

 

文明が発達した現代は、車や飛行機により、
行き来する範囲が広いため、短期間で流行してしまう。

 

 

直接の感染もあれば、間接的な感染もあり、
ウイルスの感染力が高まれば、もっと広い範囲で感染する可能性もある。

 

 

人類は、地球上に最も遅く出現した、哺乳類である。
ウイルスは、それよりも数千年前から、動物の間で存在していたものだ。

 

 

20世紀後半からは毎年のように、野生動物に由来する、
新しいウイルスが出現していると言われ、
発表される度に、社会に衝撃を与えている。

 

 

多くの研究者が、日夜奮闘しているが、
その中に、日本人はそれほど存在していない。

 

 

アジア地域は、鳥インフルエンザや、SARSなど、
新型ウイルスの、ホットスポットとなっている。

 

 

こうした分野でも、日本人研究者が活躍し、
ノーベル賞受賞などの偉業を、ぜひ達成してもらいたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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