魚肉練り物食品は安全なのか?
意外と知られていないことだが、野菜サラダなどに欠かせない、
「カニかま」 の発祥地は、日本である。
1972年に、石川の七尾市にある食品メーカーが開発したのが、最初で、
現在では、世界的人気を誇る商品となっている。
カニかまとは、正確には、「カニ風味かまぼこ」 との意味で、
本物のカニ肉は使用されていない。
主原料は、スケトウダラなどの、冷凍すり身肉が中心である。
このように、魚のすり身は、輸入物が大半で、どんな魚が使用されているか、
はっきりしていないケースも多いということを、認識しておく必要がある。
そもそも、伝統的なかまぼこの作り方は、
魚の白身の生臭さを取り除いた後、すりつぶし、
食塩やみりんなどを加え、練り合わせた上で、板の上に載せ蒸すものだ。
しかし、こうした本物の食品は少なく、ほとんどの練り物食品は、
化学調味料や、有害な保存料を使用しているのが、実情だ。
安全な練り物食品を選ぶコツは、まず、
保存料無添加と、明記されている製品を選ぶこと。
次に、アミノ酸などの化学調味料を、
使用していない製品を選ぶことである。
調味料不使用の製品を見つけるのは、とても面倒なものだが、
健康のためだと思えば、なんということはないはず。
最悪なのは、保存料で、”ソルビン酸” を使用している製品である。
ソルビン酸は、動物実験で発がん性が確認されている物質だ。
もちろん、それを食べたからといって、
すぐ、がんが発生するということはない。
しかし、いろんな分野で、リスク管理が叫ばれている、
現代社会において、食の面からもリスク管理を行っていくことは、
とても大切だとの認識を、ぜひ持ってもらいたい。
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